【2022年第1四半期決算】エクソン・モービル(ExxonMobil)を分析する【XOM 2022 Q1】

米国株

皆さんこんにちは、米国株投資家のAFUROKENです。

今回は、保有銘柄でもあるExxonMobil(エクソン・モービル;XOM)の2022年第1四半期決算(2022 Q1 results)に関して説明して行きたいと思います。

エクソン・モービルは私のポートフォリオの3%弱を占める銘柄です。Total Gainは3年間で+99.39%(2022/5/26時点)と保有株数はそこまで多くはないものの、しっかりと貢献してくれています。エクソン・モービルと言えば、Energy Sector(エネルギーセクター)の中でも代表的銘柄ですが、今回の決算は果してどうだったのでしょうか?

エクソン・モービル公式ホームページのQuarterly earningsを参照しております。

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売上高および1株当たり純利益

以下にResults Summaryを示します。

特定の項目を除いた売上高は$8,833Mと前年同期と比較して220.0%増加、Non GAAP EPSは$2.07218.5%増加市場予想-$0.16)となっております。

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セグメント別の売上高

以下にセグメント別の売上高を示します。

売上高の増加の多くが原油及び天然ガスの探鉱及び生産を行うUpstream segment(上流セグメント)に依存していることがわかります。昨今の原油高の影響と考えられます。

バランスシート

以下にバランスシートを示します。

自己資本比率は49.8%、流動比率は107.2%となっております。

キャッシュフロー

以下にキャッシュフローを示します。

営業キャッシュフローは$14,788Mと増加、投資キャッシュフローは-$3,945と減少、フリーキャッシュフローは$10,843と増加、財務キャッシュフローは-$6,713と増加しております。

2022 Q2 Outlook

以下に2022 Q2 Outlookを示します。

各セグメントのメンテナンス費用はQ1を上回る見込みのようです。

Exxon Mobil(エクソン・モービル)株は今買いか?

以下にSBI公式ホームページより抜粋したここ10年間の株価チャートを示します。

原油高で好調なイメージがありましたが、ここ10年間ではむしろ下落していることが分かります。

配当利回りは2022/5/26の時点で3.64%、$0.88 quarterlyで配当性向は40%台となっております。

ここ最近の原油高の割には株価は10年間で下落、持ち味の高配当も株価上昇に伴い4%弱に減少しております。

決算の結果も増収増益にも関わらず、Non GAAP EPSは市場予想を下回っております。

財務上は健全にも見えますが、原油高に依存する部分もあり、個人的には不安定な印象です。

予想PERは株価$96.64(2022/5/26時点)と今回のNon GAAP EPSの年間換算から11.67倍とやや割安に見えます。

石油銘柄自体はウォーレン・バフェットが買い増しているというようなニュースもあり、要注目ではあります。

バフェット氏、積極姿勢へ転換 6.6兆円投資、石油株積み増し:時事ドットコム
【ニューヨーク時事】著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイは4月30日、米中西部ネブラスカ州オマハで年次株主総会を開いた。バークシャーは、1~3月期に計約510億ドル(約6兆6000億円)を投じ、米石油大手シェブロンやオクシデンタル・ペトロリアムなどの株式を大幅に積み増し。金融市場が...

しかしながら、投資対象としては慎重に考慮すべきと思います。

最後に

今回は、【2022年第1四半期決算】エクソン・モービル(ExxonMobil)を分析する【XOM 2022 Q1】ということで、保有銘柄でもあるExxonMobil(エクソン・モービル;XOM)の2022年第1四半期決算(2022 Q1 results)に関して説明して行きました。

原油高に伴い増収増益ですが、Non GAAP EPSは市場予想を下回りました。

個人的には不安定な印象のあるEnergy Sector(エネルギーセクター)銘柄であり、投資は慎重に検討すべきと考えます。

最後になりますが、投資はあくまでも自己責任でお願いします。