皆さんこんにちは、米国株投資家のAFUROKENです。
今回は、保有銘柄ではありませんが、Walmart(ウォルマート;WMT)の2023年第1四半期決算(2023 Q1 results)に関して説明して行きたいと思います。
ウォルマートはConsumer Staples Sector(生活必需品セクター)の代表銘柄でありますが、どうやら米国株式全体に影響を与えるような決算であったようです。果たしてどのような結果だったのでしょうか?
ウォルマート公式ホームページを参照しております。

売上高および1株当たり純利益
以下に売上高および1株当たり純利益を示します。

売上高は$141,569Mと前年同期と比較して2.4%増加(市場予想+3,550M)となっております。


Non-GAAP EPSは$1.30と前年同期と比較して23%減少(市場予想-$0.18)となっております。
セグメント別の売上高
以下にセグメント別の売上高を示します。

Walmart U.S.とsam’s clubに関しては売上高は増加しているものの営業純利益が大幅にマイナス、Walmart Internationalに関しては売上高も営業純利益も大幅にマイナスとなっております。
背景には、食料品や燃料費の高騰の影響があるようです。
バランスシート

自己資本比率は34.8%、流動比率は86.2%となっております。
キャッシュフロー
以下にキャッシュフローを示します。

今回は営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー共にマイナスとなっております。財務キャッシュフローはプラスです。
Fiscal 2023 Q2 and full year guidance
以下にFiscal 2023 Q2 and full year guidanceを示します。

大幅に下方修正されていることが分かります。
Walmart(ウォルマート)株は今買いか?
以下にSBI証券公式ホームページから抜粋したここ10年間のウォルマートの株価の推移を示します。

一目瞭然ですが、今回の決算でここ10年間では1番の下げを記録しました。
Consumer Staples Sector(生活必需品セクター)の代表銘柄の決算を受け、ダウ平均も$1,200超の急落となりました。

配当利回りに関しては1.79%(2022/6/8時点)、配当性向は43%、配当は前回$0.55 quarterlyから$0.56 quarterlyに2%増配しております。
予想PERは株価$123.37(2022/6/8時点)と今回のNon-GAAP EPSを1年間で換算し、23.7倍とやや割高となっております。
減収減益に加えて予想PERも割高であり、投資しづらい状況と思われます。
最後に
今回は、【2023年第1四半期決算】ウォルマート(Walmart)を分析する【WMT 2023 Q1】ということで、保有銘柄ではありませんが、Walmart(ウォルマート;WMT)の2023年第1四半期決算(2023 Q1 results)に関して説明して行きました。
Consumer Staples Sector(生活必需品セクター)の代表銘柄の減収減益の影響は株式市場全体に広がりました。
投資はしづらい状況と考えております。
最後になりますが、投資はあくまでも自己責任でお願いします。